片付けられない女

夏休みは、

カートレースをして、温泉にいったら扁桃腺炎を起こして、ついでに十二指腸潰瘍の疑い

をかけられ、それでやる気をなくしてあとはだらだらすごしていた。



ということで終わりました。

あーおうちの大掃除をするつもりだったのに。


という罪悪感にさいなまれたまま迎えた最終日の夜中に見た、日テレ「片付けられない女」

についてのTV番組。



これだけ「片付けられない女」だと言って歩いても誰も信じてくれないけど、ホントわた

しも片付け能力がありません。片付けてると、よく親には「散らかしてるようにしか見え

ない」と言われます。



が、これだけとっちらかってても、それを責めないパートナーに恵まれたし、「部屋が散ら

かる」こと以外に困ることはほとんどないので、もういまさら診断を受けようとかそういう

気はないけれど。

「ものをなくす」もあったけど、今ではわたしの行動パターンを熟知している夫のおかげで、

なくし物を見つけてもらえるようになったし。←もしかして問題?



とはいえ、やはり問題行動があることは自覚しているので、この手の番組が目の前で始まっ

てしまうと、やはり見ないではいられない。



そして、その番組が終わったとき。



わたしは、パソコンの前で、メールソフトを立ち上げて座ってました(が、別にメールを

読んでいたわけではない)。



そして夫がお風呂に行こうと振り返ると、背後には




新聞が広げられた上にかばんを2個置いてある



光景が広がっていました…



「まさに『片付けられない女のライブ』だ」と言われました。



つまり、



たまった新聞を整理しているときに番組が始まった

 ↓

明日の準備をしている番組をみて、「自分もやらなきゃと思った」

 ↓

かばんを持ってきて、通勤用のかばんに必要なものを入れた

 ↓

そしたら、メール着信のお知らせがなった

 ↓

リターンキーを押しにパソコンの前にいって、ついうっかりついでにメールを読んだ

 ↓

そのまま、その場で夫と話しこんでしまった



全部思いつきで行動しているので、次の行動に移る以前の行動、「新聞の整理」「明日の

準備」がそのままその場に残されていたわけです。



まぁこんなんでも、なんとか家事をこなしている。

計画が立てられないのが「片付けられない人」の欠点だし、わたしもその傾向があること

は否定できないけど、でも工夫すればなんとか切り抜けられる。



たとえば「記録魔」になること。

もちろん、記録したシステム手帳が消えることなんて、自慢じゃないけどザラ。

でも、記録し続けようと努力することによって、すこしは脳のメモリにもたまる。

それからこのITの世の中、携帯のタイマーやパソコンのリマインダーを活用する方法もあ

る。



各種支払いも、すべて自動引き落としにすれば忘れることもなくなる。



それでも失敗するけど、なんとかリカバーできる範囲の失敗ですむ。



それでいいやと思うと楽に生きれる。

ただ、「それでいいや」と思えるようになったのは結婚してからで、そういう意味では、

そういう風に思えるようにしてくれた夫に感謝している。



私がなくしたものワースト1は、銀行のキャッシュカードと通帳。